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地方創生のさきがけの町「山形県・小国町」に迫る

皆さんは山形県の西置賜郡に属する「小国町」と言う町をご存知でしょうか?

小国町は、ちょうど東京23区がすっぽりと入るくらいの大きな地域に、住民は約8,000人と、面積の割に人口が少ない地域で、豪雪地帯である山形県下でも1、2位を争うほど雪深い町です。

住民は、清らかな雪解け水で育て上げられた作物を食べることができ、そして、おいしい井戸水を飲むこともできます。広大な土地と豊かな自然に恵まれた、素晴らしい場所なんですね。

そんな小国町ですが、実は近年注目の集まる「地方創生」に関しても、古くから積極的に取り組んできた町としても知られています。

移住者が住みやすい町として、自然の豊かさだけではなく、医療や制度も充実している、小国町に今回はフォーカスを当ててみたいと思います。

古くから市町村合併への取り組みも

地方創生の一環として、市町村を集約化し地域の生産性・効率を上げる政策は有名ですが、小国町はなんと昭和29年にこの取組を成し得ています。(山形県西置賜郡小国町、南小国村、北小国村という3地域が合併し、西置賜郡小国町が誕生)

かつてこの地域には、たくさんの集落が点在していました。 先述の通り雪深い町のため、除雪などの対策が常に住民の課題として重くのしかかっていましたが、行政はこの問題へ効率的に取り組むため、「集落をまとめて町を作ること」を考えました。

これにより集約化という地方の生き残り方の一つを示すことができ、現代のコンパクトシティの原型とされることもあります。

医療や食の充実を優先したまちづくり

現代では、地方創生の一環で当たり前の取り組みとなっているコンパクトシティの考え方ですが、小国町がこれを行った理由は、決して前向きな考えから来たのではありません。

小国町がこれを目指した理由は、「冬に道路が凍結してしまい、隣の地区に移動できなくなる」といった生活上避けられない問題を解決することが理由でした。

だからこそ、地域の中で医療や食を充実させ、その地域の中だけでも暮らしていくことができるように町が設計され、そして、何十年とその軸を持ち続けることで、地産地消が十分に行われる町になっていきました。

現在では交通網の進歩により、季節に関係なく小国町に住みながら仙台などの都市へ行くことも簡単になりました。土地も安く、自然豊かな小国町に住みながら、時折都会の風にもあたることができるということで、地方移住を志す方からも注目を集めています。

世界が認めた名瀑、そして温泉も!


小国町は北に朝日連峰、南に飯豊山など2,000m級の山々に囲まれた町です。このため、温泉はもちろん、山頂からは朝もやで町が雲に飲み込まれている絶景を見ることができ、そんな景観も県外の方が移住を決定する大きな要因となっています。

特に有名なのが、世界に認められた梅花皮(かいらぎ)の滝。七段の滝で構成された約270mの滝を一目見るために、多くの旅行者が足を運びます。また、梅花皮の滝のふもとには天然の温泉施設があり、気持ちのいいお湯とともに最高の絶景を目に焼き付けることができます。

地元に住む方からは、「地方創生と言われるととても堅苦しいもののような印象を受けますが、こうやって訪れて、楽しんでもらえるだけで最高のわがまち活性化になるのだと誇りを持っています」と語っていただけました。