移住は興味がある、だけど不安…。心のハードルは、こうやって乗り越えよう。

地方創生という言葉の意味は、「脱都会」という響きが今も残りますが、決してそれだけではありません。

その地域の人たちの実感として「なんだかウチの町、活気づいたよね」という評価を下さなくてはならないのです。つまり、町自体が「活き活きと働く人の活気」で溢れている必要があります。

田舎暮らしは、どうしても基本的収入が少ないと思う人が多いかもしれません。しかし、工夫と努力次第で都会暮らしの何倍も生活の質を高めることが出来ます。そして、そのヒントは「地元の魅力とは何なのか?」「それを盛り上げるにはどうしたら良いのか?」を突き詰めることにあります。

地方創生=脱都会=地域への補助・資金援助、という図式が作られがちですが、周囲が豊かになる権利は、受動的に主張するのではなく、能動的に実行することが大事なんだと、最近つくづく思います。

「地域で仕事をつくる」は、チャレンジだけど楽しい。

地方暮らしというのは、「仕事を自ら開発していくこと」と同義だと思っています。これは、個人の目標がトップダウンで降りてくる会社組織とは異なる生き方かもしれません。

仕事を開発する。とても難しいことのように思いますが、実はその逆かも、と思います。地方だからこそ、チャンスは周囲に溢れていて、何気ないことが収入に結びついたりします。

例えば、日用品を揃える際。わざわざお店に足を運ばなくても、家に居ながらAmazonがあっという間に商品を届けてくれます。都会で人気のあのスイーツも、海外で人気のあのバッグも、大抵はどこにいても手に入れられる時代です。

これは、仕事と言う点から見ると、逆の発想をすることができます。かつては地域だけで消費されていた「ココにしか無い、美味しい逸品」は、インターネットを通じてあっという間に全国に広がります。そして、これを求める人に対して、地域から勝負を掛けることが出来るのです。

日本国内だけの話ではありません。2020年までに訪日旅行客が年間で4,000万人訪れる観光立国へと舵を切る日本では、海外への販路拡大も年々チャンスが広がっています。

周囲とのコミュニケーションは変化が必要かも。

このように「自分で地域の魅力を磨き、商品にして届ける」という仕事はとても挑戦的で、そして楽しいことも多いです。

一部ではギルド(=組合)のような仕組みがはびこっていたり、なかなか新参者を迎え入れない事情もあります。地域活性において、共益という考え方がなければ、田舎はまず受けれてくれません。

都会でのドライなコミュニケーションに慣れている人ほど、このウェットな人間関係を苦痛と思う人も多いかもしれません。しかし、何事にも第一歩を踏み出すには、勇気とフロンティア精神が伴うもの。

「どうすれば自分とその家族が幸せになれるか」から、「周囲3メートル半径の人が幸せになるにはどうするか」と、小さく考えを改めることから始め、徐々にその範囲を広げていけば良いのです。

大事なのは「我慢すること」ではなく「誰のために何をしたいか」

一方で、みんなの意見を全部聞いて、まとめ上げることは並大抵の苦労ではありません。商品を一つ開発するにしても、全員が美味しいと言ってくれるものは、なかなか作れません。もしかしたら不可能かもしれません。

その場しのぎで自分の判断をコロコロと変え、八方美人に動いても大抵、良い結果は生まれずストレスばかり溜まっていきます。地域で暮らすからこそ、「好きなことをやる。嫌なことはやらない」を徹底し、強く芯を持つことが大事だと、いろんな方から教えてもらいました。

そして、もう一つ重要なことは「誰のために何をしたいか」ということ。地域のこどものために、お年寄りのために、同年代の男性のために、女性のために…何でも構いません。自分が大事にしたい「誰か」が連鎖を生み、つながり、コミュニティになります。

そして気づいたときには、あんなに大変だと思っていた周囲とのコミュニケーションが、とても心地よいものに変わっているはずです。田舎暮らしは、人間関係が大変よ…そんな噂は、簡単な心の持ちようで全然変わってくるかもしれません。

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