しまなみ耕作放棄地再生プロジェクト|地質調査ツアー【後編】

前回に引き続き、今回も2017年8月21日に敢行された「耕作放棄地再生プロジェクト」調査ツアーの様子をお伝えします。

偉大な祖父の意志を偲ぶ

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今治も、最近はおしゃれなカフェや観光スポットが作られ始めています。

ツアーの締めは、そんな最新オススメスポットのうちの1つ、最近、港にできた「ハーバリー・ターミナル02」というビアガーデンをチョイスしました。

夜の海風を感じながら、思い思いに感想を話し合い、場が盛り上がります。すっかり全員仲良くなり、今後の進行にも希望が持てる、そんな会食でした。

話題の中心は、やはり「今の土の状態」。そこそこに(根拠なく)自信を持っていた僕の考えとは裏腹に、お酒の進んだ皆さんは言葉を選ばず、まあ、ボロクソに言ってくれます(笑)

しかし一方で、そんな土地でも大変美味しい無農薬の野菜や、丸々と育ったミカンが収穫できていたのも事実。金澤先生曰く、これは祖父が大変な努力を重ねてきた結果であろうとのことでした。

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僕自身全く気にしたことが無かったのですが、祖父の苦労を物語っているのが「納屋に有る多数の農作道具たち」。いろんな工夫をし、失敗を積み重ねて試行錯誤してきた姿が浮かぶと、これも見抜かれていました。

「この地を復活させること」の意義を再確認

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思い返してみると、夏の暑い日も、冬の寒い日も、弱った足を引きずりながら祖父母は畑に向かっていました。もう引退したら?という声も意に介さず、ライフワークとしていた農作業を、その耕作地を、今、僕が復活させるということはどれほど大変なことなのか、思い知ります。

しかし一方で、僕の意志は、より強固になりました。

現在の日本において、同じような立場の方は多くいらっしゃることでしょう。皆が「生まれ育った故郷をどうにかしたい」「家族の絆を希薄にしたくない」と願う中で、日々の仕事や生活環境を崩すことが難しく、悔しい想いをしている方もいらっしゃると思います。

僕は幸いなことに、周囲の助けもあり、チャレンジできる立場にいます。ココで書いたようなストーリーのある土地を復活させることは、とても意義があり、色んな人達の道標になるはずです。

祖父の墓前に花を手向け、向かうは次のフェーズ!

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翌日、メンバーの意向により全員で祖父の墓参りへ向かうことにしました。

僕としてはとても不思議な気持ちです。愛媛・今治に全く縁のない人たちが集まり、そして祖父の墓を掃除している…。こんな有り難いことは無いですね。じいちゃんも、喜んでくれていることと思います。

こうして今回の視察ツアーは、メンバーの絆も強まり、向かうべき先がはっきりとした大変有意義なものになりました。

次回は、金澤バイオ研究所のある福岡に集合し、実際に栽培する苗の視察や、適切な土の作り方について打ち合わせをします。また、その様子もこちらのブログで紹介したいと思いますので、ぜひお楽しみに!

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